2021年 アムンディ エビアン選手権

中学時代以来のエビアン「覚えてなかったけど…」古江彩佳は好発進

2021/07/23 09:35
中学生時代にプレーしたコースでメジャーを戦う古江彩佳(Stuart Franklin/Getty Images)

◇海外女子メジャー◇アムンディ エビアン選手権 初日(22日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523yd(パー71)

新型コロナウイルス禍で日本から渡仏した2人が好スタートを切った。日本ツアー4勝の古江彩佳は6バーディ、1ボギーの「66」で回り、首位に1打差の5アンダー3位。絶好の位置で最初の18ホールを終えた。

下りのパットを沈めた前半2番(パー3)から2連続バーディを先行。後半12番でティショットを左サイドのバンカーに入れてボギーをたたいたが、「それ以外は落ち着いてプレーできた」と中継局のWOWOWのインタビューで振り返った。その後再びエンジンがかかり、後半15番(パー5)からは3連続バーディ。16番では15m以上の上りのパットがピンに勢いよくぶつかってカップに消え、「すごく長く、難しいバーディパットが入ってくれてラッキーでした」と笑顔を見せた。

エビアンリゾートGCは中学時代のジュニア大会でプレーした思い出のコースでもある。「(各ホールの特徴を)覚えてはいなかったですけど、しっかりマネジメントしながらラウンドできたと思います」。パーオンに失敗したのは2ホールだけと安定。「AIG女子オープン(全英女子)」(スコットランド・カーヌスティGL)まで続く欧州遠征の滑り出しで持ち味を発揮した。

4月の「オーガスタナショナル女子アマチュア」で優勝した梶谷翼(兵庫・滝川二高)はトップと3打差の3アンダー11位。5番(パー3)で第1をグリーンの手前に池に入れながら、その後の挽回により「68」でまとめた。8mを流し込んだ8番から後半11番までバーディラッシュを見せても「4連続(バーディ)だったんですか。何連続だったんだろうなあって」とマイペースはフランスでも変わらない。

平均飛距離で272ydを記録し、「ドライバーショットがあまり曲がらずフェアウェイキープできたのが良かった。良い感じにオン、オフの切り替えができた。自分ではかなり上出来」と納得。「気が緩んだら落ちちゃうので、緩まないように。きょうみたいなゴルフができたら」。目標の予選通過、それ以上の期待も膨らむ位置だ。

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