2021年 全米女子オープン

「信じられない」笹生優花が涙のメジャー初V

2021/06/07 08:50
偉業を遂げた笹生優花

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 最終日(6日)◇オリンピッククラブ(レイクコース) (カリフォルニア州)◇6457yd(パー71)

19歳の笹生優花がメジャー初優勝を飾り、2008年「全米女子オープン」の朴仁妃(韓国)に続く史上2人目となる10代での大会制覇の快挙を達成した。19歳11カ月17日。1打差2位から3バーディ、1ボギー2ダブルボギーの「73」でプレー。通算4アンダーで並んだ畑岡奈紗とのプレーオフを制した。

前半2番、3番(パー3)と連続ダブルボギー。グリーンサイドのテレビインタビューでは「キャディがずっと私を励ましてくれて、それが力になった。この数日間、自分が持てるものをすべて出し切れた。ここにいられること、ここでプレーできることがうれしいと思っていた。優勝できるなんて信じられない」と苦しみを乗り越えた喜びがあふれた。

家族をはじめ、サポートしてくれた周囲への思いを聞かれると「ごめんなさい…」と涙を流して声を詰まらせた。「とにかく家族にありがとうと言いたい。家族がいなければ、私は今ここにいなかった。私を支えてくれたスポンサーの皆さん、日本とフィリピンのファンの皆さん、友人たち、私はもっともっと上を目指して頑張っていきます」と高らかに宣言した。

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