2021年 ピュアシルク選手権

最終ホールのバーディで予選突破 渋野日向子「ほっとした」

2021/05/22 10:10
最終9番をバーディで締めて、カットラインに滑り込んだ

◇米国女子◇ピュアシルク選手権 2日目(21日)◇キングスミルリゾート(バージニア州)◇6445yd(パー71)

最終ホールで訪れたこの日最初のバーディは、週末の権利をつかむ値千金の一打となった。1アンダーから出た渋野日向子は、4オーバー「75」とスコアを落としながらも通算3アンダーとして、カットライン上で予選通過。「最後に来てくれて良かったです」と白い歯をこぼして安どした。

午後2時過ぎに10番からスタート。この日も1Wショットは安定していたが、「コンクリートみたいな音がした」と表現する硬いグリーンを攻略するのは容易ではない。それに加えて、激しくうねったフェアウェイは、複雑なライからのショットが要求される。「昨日は左足下がりから58度で打ったら10ydくらい飛んでいたから、それを警戒したら手前になった」と12番でグリーン手前の傾斜に落としてボギー先行。「日替わりだな」と苦笑した。

それでも、15番(パー5)は奥に切られたピンに対し、102ydを52度のウェッジでピン手前10ydにキャリーさせる計算でピンハイに止め、18番も2mにつけるなどチャンスは作った。だが、最後のパットが決まらない。折り返した2番では3パットでダブルボギーとするなど、「1個入ってくれって…。辛かったです」と17ホールを終えたところで、予選通過圏外の通算4オーバーへと落ちていた。

なんで入ってくれないの―。

「ボードを見たら、2オーバーが58位というのが見えた」と、実際のカットラインは3オーバーだったものの、2オーバーが必要と想定して迎えた18番。残り145ydの2打目はつま先下がりで、若干の左足下がり。「ランも出る状況だったので、8Iか7Iで迷って、7Iで抑えて打った。自分の落としたい距離に落ちて、最後だけ全部良かった」と4mのバーディパットを沈めて、カットラインに滑り込んだ。当の本人は、その時点では予選通過を確信できず、リアクションは薄かったのだが…。

「これを入れても無理かなと思ったけど、後で聞いたら3オーバーだったのでほっとしました」と笑顔が出たのはホールアウト後。「次週は出られないので、全米女子オープン前の試合。あと2日回れるのは、いろいろ試行錯誤できるし本当にうれしいです」と、ショットの課題に取り組むためにも、貴重な2日間となるだろう。

「息の詰まらないゴルフをしたい」という3日目。最低限の目標をクリアした週末は、ノビノビとプレーしたい。(バージニア州ウィリアムズバーグ/今岡涼太)

前半17番ではこんなアプローチも。

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