2021年 ピュアシルク選手権

ピート・ダイ攻略なるか? 渋野日向子がアジア連戦から米本土へ復帰

2021/05/20 07:34
リラックスした表情でプロアマ戦をラウンドした

◇米国女子◇ピュアシルク選手権 事前情報(20日)◇キングスミルリゾート(バージニア州)◇6445yd(パー71)

アジアでの連戦を終え、米国本土に戻ってきた渋野日向子。シンガポール、タイではホテルとゴルフ場の往復だけという厳しい隔離生活を強いられ「ロスの空港に着いたときは“ただいま感”がすごいあるなと思いました」と、少し息をつける一週間のオープンウィークになったという。

初出場となる今大会だが、会場となるキングスミルリゾートのリバーコースは、ピート・ダイ設計の難コース。アンジュレーションがあり、砲台状のグリーン周りは芝が短く刈り込まれ、しかもフェアウェイ、グリーンともに地面は固い。

今週はグリーン周りの難しさが高い

「アプローチがちゃんと当たらなかったらすごいミスをしてしまうような感じ。そこは気をつけたいと思う。とりあえず、アイアンショットの距離感を合わせることがかなり大事なんじゃないかなと思いました」と、正確なショットと距離の打ち分け、粘り強いショートゲームがスコアメークに直結するコースを警戒した。

「ちょっと難しいなという印象はあるけど、しっかり克服できるように、いま自分がやっていることをできるように頑張りたい」という渋野。開幕前日は午後から9ホールのプロアマ戦に参加して最終調整。まず4日間戦うことを最低限の目標とした。

スイング改造の進捗はいかに

ここバージニア州は1607年にイギリス人が初めてアメリカに入植した地で、その歴史的上陸地は、このコースの17番ティイングエリア付近という。米ツアーへのフル参戦を目指す渋野にとっても、その足跡を記すには絶好の地に違いない。(バージニア州ウィリアムズバーグ/今岡涼太)

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