「罰金払うのが嫌すぎて…」 河本結の心を乱した“警告”
2021/04/04 15:06
◇米国女子メジャー◇ANAインスピレーション 3日目(3日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6763yd(パー72)
5打差12位と好位置でムービングデーを迎えた河本結に“難敵”が立ちはだかった。「前が詰まって、いきなり早くなってというのがあった」。前半6番で前の組との間隔が開いてプレーペースの警告を受けた。
実は初日から3日連続。週末は2サムとあって、プレーの合間に走るなど懸命にスピードを上げたが、「きょうは2回ワーニング(警告)。私も罰金を払うのが嫌すぎて…(苦笑)そこで集中できなかった自分の未熟さを感じました」と受け止めた。(※)
ハードセッティングと向き合う以外の要素にも神経をすり減らしながら、終盤までパープレーで耐えていただけに上がりを悔やむ。16番でボギーをたたくと、17番(パー3)は「引っかけちゃいけない場面で引っかけた」とティショットを左のバンカーに突っ込んだ。バンカーからの寄せもラフにつかまり、痛恨のダブルボギーを喫した。
「75」で通算1アンダー39位に後退。「(コンディションは)難しかったですけど、その中で伸ばしている選手は伸ばしている。もうちょっとティショットをフェアウェイに打っていけたら」。6ホールにとどまったフェアウェイキープ率の改善から最終日の爆発につなげたい。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/亀山泰宏)
(※)河本は2020年1月の米ツアーデビュー戦で、プレーペースが遅かったとして5000ドル(約55万円)の罰金を科された