メジャーの悔しさから前を向く 畑岡奈紗は2020年有終の美へ
◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 事前◇ティブロンGC(フロリダ州)◇6556yd(パー72)
米女子ツアー2020年最終戦を前に、日本勢として唯一出場する畑岡奈紗は「楽しみにしていた試合の1つなので頑張りたい。まだ今年勝つことができていないので、最終戦で勝てるように頑張りたい。最終戦を勝って終われれば一番気持ちいい」と中継局WOWOWのインタビューに答えた。
悪天候による順延や、厳しい寒さに苦しめられ、前週のメジャー「全米女子オープン」は23位。「寒さとかいろいろあって、体も疲れてはいるけど、なんとか復活させて4日間頑張りたい」と前を向いた。
それでも今季は米女子ツアー11試合でトップ10は5度。平均ストロークは「69.953」(全体4位)と好調をキープしている。「ショットの手応えは先週の残り何ホールかからよくなってきている。あとは2mから3mのパットが1つでも決まり始めれば自分の流れに乗っていけるような気がしている。パッティングが今一番の鍵かな」
3年連続の出場となるが、2018年大会は9位、19年大会は25位とイメージも悪くない。「フェアウェイもグリーンも柔らかくて今の状況だったらデッドにピンを狙っても良いかな。そこら辺のマネジメントもしっかりしていきたい」
同コースで行われた15年大会の優勝スコアは通算17アンダー(クリスティ・カー)、18年大会は通算18アンダー(レキシー・トンプソン)、19年大会は通算18アンダー(キム・セヨン)と伸ばし合いが予想される。
「フェアウェイバンカーに入れてしまうと結構深い部分とかもあるので、まずはティショットをフェアウェイに置いていければ。あとはアイアンも調子良くなってきているので良い感じで回れるかな」
目指すは優勝賞金110万ドル(約1億1400万円)。17日の午前10時39分(日本時間18日午前0時39分)にミンジー・リー(オーストラリア)、オースティン・アーンストと同組でアウトコースからスタートを切る。