2020年 全米女子オープン

運命の月曜決着へ 渋野日向子「いつも通りに過ごせたら」

2020/12/14 04:50
渋野日向子は順延にもリラックスした表情

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 4日目(13日)◇チャンピオンズGCサイプレスクリークコース(テキサス州)◇6731yd(パー71)

運命のラスト18ホールは月曜日に持ち越された。雷雲の接近に伴い午前9時10分に中断した最終ラウンドは、午後0時40分にコースコンディション不良で順延が決定。単独首位の渋野日向子は「明日はきょうより、気温が10度くらい低くなる。距離とかも変わってくると思うけど、その中でまた頑張れたら良い。(この後は)いつも通りに過ごせたら良いなと思います」と話した。

中断を知らせるホーンはスタート時間の25分前、雨が降り始める前の練習グリーンで聞いた。天気予報を確認しており、中断や順延は頭にあったが「ちゃんとスタートする準備はしていた。気持ちは引き締めていましたね」と集中していた。

チッピング練習場からドライビングレンジへ移動し、最後に練習グリーンで調整する普段通りのルーティン。前日はスタートホールで緊張感に見舞われたが「昨日より朝の感じは緊張していなかった。明日もそのような感じで迎えられたら良い」と強調した。

中断中は「おいしいパン」を食べてリラックスしたという

3時間を超えた中断中はクラブハウス内のロッカールームに戻り、日本人選手たちとも話を交わした。「ソファに座っていました。笹生(優花)さんがこっちのおいしいパンを持ってきてくれて。気分転換にはなりましたね」

予選ラウンドで2コースを使用したこともあり、練習日から連日ラウンドを重ねてきた。「ボーっとすると思います」と笑みを浮かべ「明日は寒いのでなかなかきょうの雨が乾くことはない。首位で最終日を迎えるので、優勝したい気持ちはあるけど目の前のことに集中して私らしいゴルフができれば良い」と話し、コースを後にした。(テキサス州ヒューストン/林洋平)

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