米国女子ツアー

宮里美香、悔し涙の4位タイフィニッシュ

2009/06/29 10:11
悔しさの募る4位タイフィニッシュとなった宮里美香(Michael Cohen /Getty Images) ※画像は大会2日目

米国女子ツアー第13戦「ウェグマンズLPGA」の最終日を、通算8アンダーの7位タイで迎えた宮里美香。首位の申智愛が独走態勢に入り、逆転勝利は厳しい状況となる中、最後まで自分のプレーに徹して2バーディ、1ボギー。通算9アンダーの4位タイと、今シーズン3度目となるトップ10フィニッシュを果たす健闘を見せた。

だが、周囲の称賛とはよそに、ホールアウト後に悔し涙を流した美香。「今日1番長いパットだった。どうしてもパーを取りたかったから」。最終18番、ピン右下13メートルのバーディパットを残したが、ここから3パットのボギーフィニッシュを振り返る。「バックナインで伸ばせなかったのが悔しい」。後半に溜まり続けていたストレスや鬱憤。ボギーフィニッシュにより、一気に感情が高ぶってしまったようだ。

「自分の中では自信を持っているつもりだけど、もっと自信も必要だと思うし、積極的に攻めることも必要。これは何か意味があるんだと思います。まだ早いってことかな」。開幕からの活躍により、もはや上位争いだけでは達成感は満たされないほどの手応えを掴み、プレーを続けている美香。その目には、近づきつつあるトップの座しか見えていないようだ。