「あとはパットを決めるだけ」 畑岡奈紗は夏グリーンと問答
2020/09/11 11:18
◇米国女子メジャー◇ANAインスピレーション 初日(10日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6763yd(パー72)
新型コロナウイルス感染拡大のため、開催時期を例年の春先から気温40度以上になる9月に移した大会。芝質は季節や気温で変わる。ショットに関してはやりにくさを否定した畑岡奈紗は、グリーン面での若干の影響を口にした。
「(グリーンの芝が)少し茶色っぽいですね。そういうところで4月に比べると読みにくいというのはある」。ショットの好調を実感する一方、グリーン読みに苦戦しビッグスコアを逃した。
パーオン率は88%。「パットも思ったところには打てているんですけど、もうちょっとで入ってくれない。もう少しちゃんと読まないといけない」。出だし1番で長いバーディパットがカップをなめて外れると、2番(パー5)もチャンスを決め切れなった。
序盤こそわずかに散った1Wは「インパクト時に手元が浮き気味になっていた」と数ホールで修正。6番で初バーディを奪い、キャディのグレッグ・ジョンストン氏と笑みを浮かべた。「チャンスが多かっただけに」。グリーン右のバンカーからうまく寄せた11番(パー5)で2つ目のバーディを奪いつつ、32パットを要して後に続かない流れを悔やんだ。
日中を通じて気温40度超えが予想される2日目は、午前8時18分スタート。「メジャーで緊張感はありましたけど、良いスタートは切れたと思う。あしたは早い時間のスタートでグリーンもきれい。ショットの感覚は良いので、あとはパットを決めるだけですね」。悲願のメジャータイトルへ、課題は明確だ。