野村敏京「ロストで流れが崩れた」 鬼門9番でダボからV争い離脱
2020/08/23 07:03
◇メジャー第1戦◇AIG女子オープン(全英女子オープン) 3日目(22日)◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇6649yd(パー71)
上位争いしていた野村敏京は、鬼門の9番で選択に迫られた。右から左へ流れる風。フェアウェイ左サイドにあるポットバンカーの手前に刻むのか、ドライバーを握りバンカーを避けるようにフェアウェイ右サイドに置くか―。
「2日間(ティショットを)バンカーに入れていた。それでイライラしていてドライバーでチャレンジした」
ボールは無情にも右サイドのブッシュに消えた。「右に行ってしまった」。ロストボールになり暫定球からの4打目で乗せて2パット。ダブルボギーをたたき後半は3ボギーを重ねた。「76」とし通算7オーバーの33位。首位と3打差から11打差と大きく開き、「優勝」の文字は遠のいた。
「きょうも9番ですね。後半の方で、アゲンストで難しくなったのに、そこで流れを崩した。左からのスライス風が苦手でピンが左になることが多かった。高く打ったら風に流れることが多かった。途中までは楽しくゴルフができていたんですけどね…」。苦笑い交じりで振り返り「あしたは必ずアンダーで伸ばして3オーバーまではいきたい」と話した。