米ツアーでも話題沸騰? 河本結の「Fight Song」
◇米国女子◇LPGAドライブオン選手権 初日(31日)◇インバネスクラブ (オハイオ州)◇6852yd(パー72)
久々に挑戦の舞台へ戻ってきた河本結の心は高鳴った。「この瞬間を待っていたので、とてもうれしいです」。中断前最後の試合となった2月「ISPS HANDA オーストラリア女子オープン」以来となる米ツアー。6月の日本ツアー「アース・モンダミンカップ」にも出場したが、今季から参戦する本場での戦いをイメージして過ごしてきた。
「日本とはまったく違うコースに適応できるようなスイング、コースマネジメントを磨いてきました」。出だしの10番でバーディを奪い、いきなり4ホールで3バーディ先行と勢いに乗った。フェアウェイキープ率、パーオン率とも70%を超えるなど、磨いてきたショットで4バーディ、2ボギーの「70」。首位と4打差の2アンダー8位タイと好スタートを切った。
未知なる環境での戦いにおいて、相棒の存在も心強い様子。バッグを預けるコリン・キャン・キャディについて、「今週は素晴らしいキャディさんがいる。彼とのコミュニケーションをさらに重ねていければ、もっともっと良くなる」。コンビとして、もっと上を狙える手ごたえがある。
渡米した7月14日、河本は自身のYouTubeチャンネルに1本の動画をアップした。「私の想いです」とコメントを添え、レコーディングスタジオで歌い上げた1曲を披露した。米国人歌手のレイチェル・プラッテンが2015年にリリースして240万枚以上を売り上げ、世界的に大ヒットした「Fight Song」。勉強中の英語の歌詞を、自慢の歌声で表現してみせた。
そのユニークなトライは米ツアーでも知られてきているようで、現地メディアから「『Fight Song』のカバー、素晴らしかったね」と声を掛けられ、「本当に?ありがとうございます!」と大喜びだった。