宮里美香が怒涛のバーディラッシュで初優勝に王手!!
米国女子ツアー「LPGAコーニングクラシック」に出場している宮里美香が、3日目の1イーグル、8バーディの10アンダーをマーク。通算17アンダーまでスコアを伸ばし、台湾のヤニ・ツェンと並び首位タイで最終日を迎えることになった。
初日は2アンダーの54位タイと平凡な順位でスタートした宮里だが、2日目には10番までに7つのバーディを量産。しかし、後半にボギーを3つ叩いてしまい、自身では悔いの残るラウンドとなったが7アンダーの20位タイまで浮上していた。
そして迎えた3日目、2番パー5で3日連続となるバーディを奪うと、5番のパー5では残り169ヤードの2打目を5番アイアンで2オンに成功。そして、10mのパットを沈めプロとして始めてのイーグルを決めた。「あのイーグルで気持ちが楽になりました」という宮里は、前日同様6番、8番、9番でもバーディを奪い前半を6アンダーの「30」で終えた。
「昨日は後半に崩れてしまったので、今日は絶対にそんなことはしないと思った」と強い気持ちで望んだ後半。12番パー5、15番と2m以内のバーディパットを沈め、17番ではティショットを左に曲げてボールは木の後ろに止まってしまう。しかし、わずかな隙間からピンを狙えると判断した宮里は、9番アイアンでピン手前4mに乗せてバーディを奪いガッツポーズを見せた。
最終18番も3mのバーディパットを決め、再びガッツポーズ。完璧なゴルフで首位タイに浮上した宮里は、初めての公式会見に呼ばれた。「公式会見はちょっとびっくりしました。まさか行くとは思わなかったから・・・。昨日は後半に焦っている自分がいましたが、今日は落ちついてラウンドできました。優勝争いとかは、自分の中でまだ整理がつかない。3日間アンダーパーでラウンドできているのが、すごく自信になります。明日に向けていい状態なので楽しみ。明日はヤニと優勝争いができれば、それが目標でここに来たというのがあるので、凄くうれしいです」。
現在19歳宮里が、ツアールーキーとして戦う米国の地で、出場8試合目を大きなチャンスを迎えた。宮里藍、上田桃子が見守る中で最終日にどのような戦いを見せるのか、日本のゴルフファンには楽しみな最終日を迎える。