「エビアン」中止でどうなる「全英女子」 LPGAトップは開催に自信?
2020/06/10 17:30
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、8月6日の開幕を予定していた今季の女子メジャー第1戦「エビアン選手権」(フランス・エビアンリゾートGC)が中止された。2週後に行われる、渋野日向子が前年度覇者の「AIG全英女子オープン」(スコットランド・ロイヤルトルゥーンGC)の開催も危ぶまれるなか、米女子ツアー(LPGA)のトップが見解を述べた。
英テレグラフに対してLPGAのチーフ・エグゼクティブ、マイク・ワン氏は「フランスでエビアンを開催できないことは、“ヨーロピアンスイング”をキャンセルすることと同義ではない」と話した。ツアーは7月末に米国で再開し、「エビアン」のあとに英国での「ASIスコットランド女子オープン」(スコットランド・ルネッサンスC)、そして「全英女子」の3連戦(ヨーロピアンスイング)を組んでいた。
「フランスでは14日間の隔離なくしてプレーできないことが明らかになった。いいニュースではないが衝撃的というわけではない。50、60カ国の選手やキャディについて話すにあたって、国境の問題は無視できない」
英国ではプロサッカー・プレミアリーグが17日に再開され、7月中旬には欧州男子ツアーがイングランドとウェールズでの6連戦で再開する。外国からの渡航者に対する14日間の検疫措置も一部プロアスリートについては軽減する可能性があるという報道もあり、開催の可能性を依然探っている。実施可否は6月15日をめどに決定する見通し。