鈴木愛は米国ツアーメンバー登録を見送る 体調不良などを考慮

2週前の日米ツアー共催「TOTOジャパンクラシック」で米国ツアー初優勝を飾った鈴木愛が19日（火）、権利を得ていた米ツアーメンバー登録の申請を見送ることを明かした。米国東部時間の午後5時（日本時間の19日午前7時）までが回答の期限だった。

鈴木は報道各社に向けたリリースを通じ、決断への経緯について「米女子ツアーは、中学生の頃から行きたい想いが強かったので、ギリギリまで決断を迷いましたが、今年はケガに悩まされ、現在は体調面での不安も抱えており、まだ万全ではないこと。また、専属トレーナーや帯同キャディをはじめとしたチームを選定する時間もないことから、今回のメンバー登録を見送る決断をしました」と説明した。

鈴木は2週前の優勝時、かねて目標にしていた米ツアー挑戦について結論を保留。前週の「伊藤園レディス」では、夏場より抱える左手首痛に加え、9月から断続的に起きている腹痛が判断を鈍らせていることを明かしていた。医師からは治療を勧められており、悪化すれば手術の必要性も示されていた。

鈴木は今週の国内ツアー「大王製紙エリエールレディス」に出場予定。2年ぶり2度目の賞金タイトルに向けて「今シーズンも残り2試合、目標である賞金女王を目指して、精一杯頑張ります」と締めくくった。