2019年 TOTOジャパンクラシック

「まだまだレベルが低い」渋野日向子は女王争いにも控えめ

2019/11/10 19:31
20歳最後の大会を終えた渋野日向子

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 最終日(10日)◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6659yd(パー72)

7位から出た渋野日向子は、5バーディ、4ボギーの1アンダー「71」と出入りの激しいゴルフで通算7アンダーとして13位フィニッシュ。首位の鈴木愛には10打差をつけられて、「ポンコツでした。バーディを獲ると言っているのに(ショットがグリーンに)のりもしない」と、自虐気味に話した。

いつもの笑顔も、不機嫌さにかき消されそうだった。安定した1Wショットとは裏腹に、アイアンのコントロールがままならない。前日の違和感を拭えずに「もう右も左もどうしようもなかったです」と悔しがった。

賞金ランキングは鈴木に抜かれて3位に後退。「抜かれて当然と思う。自分も結果を出さないといけない中で出し切れていないし、そこは経験や実力の差だと思う。自分はまだまだ全然レベルが低い」と結果を真摯に受け止めた。

それでも、上がり2ホールを連続バーディで締めくくった。最終18番(パー5)は下り6mをカップに沈めた。「あれはびっくりしました。よく入れましたね」とギャラリーの歓声を受けて一週間を締めくくった。次週金曜日が21歳の誕生日。激動の20歳を経て、また少し大人になる。(滋賀県大津市/今岡涼太)

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