米国女子ツアー

体調不良とショットの乱れも我慢のゴルフで、1アンダーをキープ

2008/04/18 13:14
苦しみながらも、気持ちでアンダーパーをキープした上田

「持病のヘルペス(くちびる)が出て、昨日は頭も痛くて吐き気がした。気持ちはそうでもないけど、思ったより疲れていたみたいです」と、体調面で不安が出た「ギンオープン」初日。しかし、上田桃子は我慢のゴルフで1アンダーのスタートを切った。

インスタートの上田は10番から13番まで連続4ホール、パーオンしないという苦しいスタート。だが、ここで踏ん張り、このピンチをいずれもパーで凌いだ。「もし出だしがボギー、ボギーなら76とか77は、いっていたと思う。ショットが悪かったけど、よく我慢できた。パターがよかったです」と語る。その後もインは全てパーとし、後半に繋がる粘りを見せた。

午後に入り風が出てきたが、「練習ラウンドの方が強くて、気にならなかった」という上田は、2番で3mのパットを沈め、待望のバーディを奪う。そして7番でもバーディ。いい形でこの日を終えるかに思えたが、8番で3パットのボギーを叩くと、続く9番でも第1打をいいポジションにつけたものの、セカンドショットがショートし、バーディをとることが出来ず、1アンダーで初日を終了した。

「ショットが悪かったけど、そんな中でも1アンダーは自信になった。流れが大事だということも分かった」と振り返り、「8番、9番がもったいなかったが、それ以外は我慢できた。(明日は)ショットが良くなれば、今日のパットのフィーリングで行けばスコアは出ると思う。がんばりたいです」と、表情は明るく、明日からの活躍に期待が持てそうだ。