米国女子ツアー

上田桃子、粘りのゴルフで22位タイ

2008/04/19 12:45
悪いながらも着実にスコアを伸ばした上田桃子

フロリダ州で行われている「ギンオープン」2日目。初日はショットに苦しんだものの、我慢のゴルフで1アンダーと、まずまずのスタートを切った上田桃子。この日は3番パー5で、グリーン右手前ラフからの第3打を1mにつけ1つ目のバーディを奪うと、9番パー5では、セカンドをグリーン左のカラーまで運び、2パットのバーディ。続く10番パー5でも4mのパットを沈め、バーディとした。

だが、16番パー3では、第1打を2段グリーンの下、約15mにつけてしまい、3パットのボギー。最終18番でも2打目がピンと反対側の右カラーに行き、ピンチを迎えたが、ここはきっちり寄せてナイスパーセーブ。2日目も依然、不安定なショットながら2アンダーにまとめ、トータル3アンダーでこの日を終えた。

「昨日よりショットはマシになったけど、あまり良くはないです。1日ずつ良くして、最終日には戦えるように戻したい」という上田。「昨日はドライバーがひどかったけど、今日は良い時の感じに近かった。アイアンはビタッと来る感じがなくて、パットに救われています。アイアンは(刃の)入りが薄くて、どっちにも行きそうなので決め打ちが出来ない。なので、今日はグリップを短めに持って打ちました。一昨年を基準にすると、去年は7割、今は4割くらいですね」と、納得していない様子。

開幕前、国内男子ツアーに出場している江連氏から、「二人でビッグニュースを作ろう」というメールが来たという。その江連氏は予選落ちが確定したが、「星野(英正)さんも頑張っているし、チームみんなで頑張れたらよい」と話す上田。「石川君も頑張っているし、女子も盛り上げていかないといけない。しのぶも頑張っているので、私もこっちで出来ることをやりたいです」と決意を新たにした。体調は「昨日よりは良い」という上田。仲間の活躍にも刺激を受けて、決勝ラウンドでの活躍を期待したい。