「良い思い出ばかりです」アニカ、現役生活に幕を閉じる
LPGAツアーで15年間参戦し、様々な記録を塗り替えてきたアニカ・ソレンスタムが先週の欧州女子ツアー「ドバイ・レディース・マスターズ」を最後に現役から姿を消した。アニカは最終日を首位に4打差の通算5アンダーからスタート。最終的にこの日4バーディ3ボギーの「71」、通算6アンダーの7位タイに終わったが、現役最後のホールとなる最終18番パー5をバーディで締め、ギャラリーから大きな歓声を浴びながら華々しいキャリアの幕を閉じた。アニカはキャリアを通してメジャー10勝を挙げており、通算72勝はキャシー・ウィットワース、ミッキー・ライトに続いてツアー史上3人目の最多勝利数。生涯獲得賞金と最少スコア記録では、共にアニカがツアーでトップを誇る。
現役最後の試合を終えたアニカのインタビューは以下の通り
■ 今の心境は嬉しい?それとも寂しい?
アニカ・ソレンスタム
「多分両方ですね。随分長い時間、この時を待っていた感じがしますが、これで終わりなんだなと言う実感がやっと沸いてきました。色々な感情で一杯ですが、キャリアを振り返るといい思い出ばかりですね」
■ 18番でキャディから受け取ったピンをカップに刺したことはどんな意味があった?
「ファンの皆さんにお別れをすると言う意味ですね。最後のホールでピンをカップに戻して、キャリアを締めくくりたかったのです」
■ 現役を離れてどんな事が恋しくなると思う?
「それは沢山あると思います。プロ生活を20年間やってきましたが、その間に色々な所に行き、沢山の人と出会って、素晴らしい経験をしました。全てがいい思い出です。最高のキャリアでしたし、夢の様な人生を送れたので、本当に皆さんに感謝しています。これで現役とはお別れですが、これからは違う方法でゴルフに貢献して行きたいと思っています。今からとても楽しみです」
■ 親しい仲のタイガー・ウッズは何か言っていたか?
「ええ、タイガーとは何回か一緒に練習しましたし、彼からは色々なことを学びました。とてもいい親友です。タイガーの復帰は2009年にテレビで観戦することになりますが、私の引退については彼から応援の言葉を貰いました」
■ 最終ホール、バーディで締めくくれたことについて
「いい思い出は沢山ありますが、最後のパットを決めるのはやはり気持が良いですね」