2019年 エビアン選手権

“裏街道”で後退 横峯さくら&鈴木愛は最終日に巻き返し期す

2019/07/28 05:50
スコアを落とした横峯さくら。次週のメジャーにつながる最終日にしたい

◇海外女子メジャー◇エビアン選手権 3日目(27日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523yd(パー71)

ともにカットライン上で予選通過した横峯さくら鈴木愛。「72」で回った横峯は通算3オーバーの56位、「73」と落とした鈴木は通算4オーバーの60位で、最終日を迎える。

悪天候予報で2ウェイ3サムに変更され、横峯は“裏街道”の最終組。前半13番から2連続ボギーをたたくと、バーディ直後の17番でも落とした。パーオン率は3日間で最高の77%(14/18)を記録しながら、「打ち切れない部分があった」と今週自己最多の31パットが足を引っ張った。

開幕前夜に宿舎で素振りをし、スイングの新たなイメージに好感触を示したが、実戦で続けると不安があったという。「昨日の途中でしっくりこない感じで、やめてしまった。でも昨日の終盤にまた戻し、なんとか持ち直せた。とにかく、不安がある中でティショットをしっかり打つのが、いまの課題」と話した。

鈴木愛は癖のあるグリーン上で苦戦した

同じくインから出た鈴木も32パットを喫し、スコアを落とした。前半12番で1.2mを沈めバーディを先行させたが、「その後はことごとくパットが入らなかった。リズムに乗れないし、厳しかった」と後半4番までに3ボギーをたたいた。芝目が強く、前夜の降雨で重くなったグリーンにタッチを合わせきれず、「切れたり、切れなかったりが日によってけっこう違う」と下を向いた。

チャンスにつくホールも多くあり、「ショットなど調子自体は悪くないと思う。来週に向けても、イーブンパーに戻して終わりたい」。次週のメジャー「AIG全英女子オープン」へ最終日の巻き返しを誓った。(フランス・エビアン/林洋平)

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