2019年 エビアン選手権

畑岡奈紗はパットで苦戦 鈴木愛は中盤の“トリ”悔やむ

2019/07/26 07:29
出遅れた畑岡奈紗。ショットの状態は上向いた

◇海外女子メジャー◇エビアン選手権 初日(25日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523yd(パー71)

メジャー初優勝の期待が懸かる世界ランキング6位の畑岡奈紗は、1バーディ、3ボギーの「73」で回り、2オーバーの69位と出遅れた。開幕前に不安視したショットの状態は上向いただけに、「きょうの分もバーディを獲りたい」と巻き返しを誓った。

打ち下ろしの前半2番(パー3)でボギーを先行すると、ピンに絡めた4番で取り返した。しかし、その後2ボギー。コース付近にあるレマン湖方向へ強い芝目となるグリーン。後半15番(パー5)ではカップに蹴られパー止まり。「(15番は)左から右の目と読んだんですが、蹴られた。全体的に(芝目を)意識しすぎた部分がある」と計31パットを悔やんだ。

明るい材料は、10番のセカンドショットを打った際にスイングのイメージが良くなったことだ。「トップの位置が低くなってくるのが、私の悪い癖。思っていたよりも、ピンに絡むショットが出てきた」とし、「まずは前半でイーブンパーに戻して、後半に3つ4つ伸ばしていきたい」と2日目を見据えた。

中盤の失速を悔やんだ鈴木愛。3オーバーから巻き返しを図る

中盤の失速を悔やんだ鈴木愛は3オーバーの80位。後半10番までに2アンダーと伸ばしたが、2打目をショートサイドに外した12番から2連続ボギー。「12番と13番は仕方ない部分はあった」としたが、14番(パー3)では痛恨のトリプルボギーをたたいた。

第2打のバンカーショットは、ボールのすぐ後ろの砂が盛り上がっており、一度で出せず。続く3打目はエッジに乗ったが、パターで3回打った。「前半は良い感じで回れていた。ここからちょっと気持ちが切れて、よくわからなくなった」

一時4オーバーまで落としながら、最終18番(パー5)はバーディ締め。「3オーバーならば、(明日次第で)カットラインに届くと思う。ドライバーが良くなかったですけど、それ以外は良かった。あしたしっかりイーブンパーに戻したい」と視線を上げた。(フランス・エビアン/林洋平)

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