2019年 エビアン選手権

アマチュア安田祐香が日本勢唯一のアンダーパー発進

2019/07/26 00:36
笑顔でラウンドを終えた安田祐香。予選通過へ好発進を切った

◇海外女子メジャー◇エビアン選手権 初日(25日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523yd(パー71)

メジャー初出場のアマチュア安田祐香(兵庫県・大手前大1年)が「70」でプレーし、1アンダーで発進した。前半は一時単独首位となる場面も。日本勢では、ホールアウトしたほかの5人のスコアを上回り、唯一アンダーパーとした。第一目標の予選通過に向け、順調に滑り出した。

米ツアーデビュー戦のスタートホールから「うまく打てた」と、自賛の一打で技術力を示した。球が芝に浮くグリーン右ラフからの第3打。残り8ydを「突っ込みすぎないように打った。めっちゃ難しかった」と58度のウェッジで丁寧に下り傾斜に乗せ、チップインバーディを奪った。

6番までに3バーディを奪い、単独トップに。「上位にいるとは思っていた。ただ、10番から15番までの苦手意識が強い。そこへの貯金だと思っていた」と冷静さを保った。

12番では手前ガードバンカーからの第3打をグリーン奥のラフに打ち込むミスでダブルボギーとしたが、慌てなかった。81ydを58度で上1.5mにからめた最終18番(パー5)をバーディで締め、「アンダーに戻せたのは、すごく大きい」と振り返った。

男子メジャー「マスターズ」の会場で行われた4月「オーガスタナショナル女子アマチュア」で3位。海外遠征の経験は豊富で「プレー中の雰囲気は、今まで経験した海外の試合と大きくは違わないと思った」。オーガスタ女子アマ優勝者のジェニファー・カップチョが5アンダーで終えたと知り、「いまは違う存在になっちゃった」と謙そんしながら「また、同じ舞台で一緒に戦いたい気持ちがある」と吐露した。

決勝ラウンド進出へ「フェアウェイが狭く見えるホールはあるけど、ティショットを振り切って、アンダーで回りたい」と力を込めた。(フランス・エビアン/林洋平)

<日本勢の初日スコア>
―1/安田祐香
0/横峯さくら
+2/畑岡奈紗
+3/鈴木愛
+4/比嘉真美子
+10/上原彩子

初のメジャーでアンダーパー発進を切った安田祐香

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