国内男子ツアー

<赤に目覚めた松村道央>

2010/10/18 09:06
今では赤がすっかり定着した感のある松村道央。勝負カラーを身にまとい、今後も優勝を重ねる!

それまでは、めったに赤など原色のウェアを選ぶことはなかった。「黒とか、白とかばっかりで」。似合わないだろう、という自分の中の勝手な思い込みがあったからだ。しかし、いよいよ目覚めてしまった。きっかけは、9月のコカ・コーラ東海クラシック。兼本貴司と、藤田寛之とのプレーオフ3ホールの末に、悲願の初優勝を飾った。

主催のコカ・コーラの魚谷雅彦・代表取締役会長から着せかけられたのが、大会テーマカラーの真っ赤なウィナーズジャケットだった。試合中は、スコア速報が流れていた18番グリーン横の電光掲示板の前で撮影した記念写真を、後日、プロのフォトグラファーから贈られた松村は、そのできばえに、目を見張った。「うわあ、きれいですねえ・・・」としみじみと、フォトグラファーの方からは「赤が似合うね」と褒められて、ますます気分がよくなった。

「これからは赤のポロシャツも着てみようかなあ」と言った松村に、「もっと着るといいよ」と、勧められてすっかりその気に。さっそく、翌週は初日から赤のポロシャツで現れた松村。当のフォトグラファーがめざとく指摘した。「ダメだよ、最終日の勝負カラーに置いとかなくちゃ!」。
ニヤリと笑って松村は答えた。「大丈夫です、もう1枚、赤を用意してきましたから」と、用意も周到だ。

本戦の18番では、池に向かって打つ長い長いバーディパットをねじ込み首位に追いついた際には派手に右手を突き上げたのに、いざプレーオフで藤田を下して栄冠を掴んだ瞬間は、ガッツポーズはおろかニコリともしなかったのは、「目の前に相手がいたから。藤田さんの心境を思うととてもはしゃぐ気にならなかった」というナイスガイ。いつも冷静沈着で、一見寡黙な風貌の中に、熱い闘志を秘めている。これからは、新勝負カラーの赤いウェアがその目印になる・・・・・・!?