国内男子ツアー

ツアープレーヤーたちのお気に入り<田島創志>

2005/09/12 09:00
お気に入りのハンチング帽を被り「“職人ゴルファー”っぽくていいでしょ?」とご機嫌の田島創志

ツアー1勝の田島創志が、他とちょっと違ったスタイルでファンを楽しませている。19世紀に半ばごろ、イギリスで狩猟用の帽子として誕生したハンチング。最近、街で若者にも人気のこの変わり帽を被ってプレーしている。

片山晋呉のテンガロンハット・・・とまではいかないが、コースでもかなり目立っている。

色のバリエーションも豊富。
同じダンロップ契約選手の細川和彦星野英正がそれぞれオレンジとブルーを自身のテーマカラーとしていることから、「それ以外の色で」と配慮しつつ、メーカーに依頼して作ってもらった赤、黄色、白、グレー、黒の5色を、その日のウェアに応じて着替えている。

これを見た女子プロから、「田島さんと同じものを作って!」と注文が来るほど、ちょっとした注目を集めているのだが、ある女子プロが試しに田島の帽子をかぶってみたところサイズがまったく合わなかった。
実は田島の頭のサイズは40センチ台。成人男性の標準サイズを大きく下回り、デザインによっては子供サイズが入ってしまうこともあるという。バイザーを愛用していたころにはちょうどいいサイズがなく女性用のもので代用していたが、いまは特注サイズのハンチングにおさまっている。
「なんだか、“職人ゴルファー”っぽくていいでしょ? お気に入りです」と田島。

一昨年前、8月の久光製薬KBCオーガスタでツアー初優勝をあげてからスイング改造に取り組んだ影響でやや低迷が続いていたが、ここにきて上り調子。ツアー2勝目で、ハンチング姿をいっそう印象づけたい。

トーナメントで起こったルール裁定の実例

<フジサンケイクラシック>

1日目、4番ホール(パー3)のグリーンサイドで競技委員要請があった。グリーンサイドのラフに止まっていた球が、アドレスに入る前に少し動いたということであった。

競技委員は、本人、マーカー、同伴競技者、キャディからの情報を整理し、プレーヤーが球の動く原因をつくったものではないと判断して無罰で球の止まった所からプレーをさせた。

読者の皆さん、アドレスに入っていなければ全て無罰として認められるわけではありません。本年度のツアー競技で傾斜地に止まっていた球の近くで地面を叩くような素振りをしてアドレスに入る直前に球が動いたケースは、球の動く原因を作ったとして「1ペナルティでリプレース」と厳しい裁定が出されています。規則18-2a(ⅰ)(ハ)球に近づくときは注意をはらいましょう。