国内男子ツアー

ツアープレーヤーたちのTVデビュー<高山忠洋>

2005/08/15 09:00
ホールアウト後のサイン会でもいつもニコニコと人当たりの良い高山忠洋

サン・クロレラクラシックで、高山忠洋が“デビュー”を果たした。大会3日目のテレビ中継で、ゲストプレーヤーとして生まれて初めて放送ブースに座ったのだ。前日のうちに放送局から要請があったときはいつもの人の良さで、二つ返事で引き受けた高山だったが、いざカメラを前にすると「いったい、何を話せばいいのやら・・・」と、戸惑うばかり。

「とりあえず、自分は話題をふられたらそれに答えてうまく話せばいいかな」と考えて、モニターでゲーム展開をぼんやりとチェックしながら“出番”を待っていると、「まさか今は話しかけられないだろう」という場面でふいに、実況のTBSアナウンサー・松下賢次さんから話しかけられ、今度は大慌て。

心の準備もできておらず、すっかり動揺した高山は「ものすごい勢いで、鼻息をマイクに吹きかけてしまって・・・。すごい恥ずかしかったですよ。テレビの前で上手に喋るって、ほんとうに難しいですね」と、照れくさそうに頭をかいた。

それでも、高山のコメンテーターぶりは視聴者のみなさんの受けもよく、放送後は「今日出ていた高山プロにファンレターを出したいけれど、どうしたらいいか」といった問い合わせがいくつかあったそうだ。

初メジャーを踏んだ7月の全英オープンでは、しっかりと最終日まで戦い抜いて認知度も急上昇だが、「いやいや・・・まだまだ」と、謙遜した高山。

トーナメントで起こったルール裁定の実例

<サン・クロレラ クラシック>

最終日、6番ホール(パー5)のセカンド地点で競技委員要請がある。左のラフで球探しをしているときに、そのプレーヤーのキャディがラフにあった球を蹴飛ばしてしまったとの事であった。

競技委員の裁定は、動かされたのが5センチほどで元の位置が分かるということだったので1ペナルティでリプレースするようプレーヤーに伝えた。規則18-2a読者の皆さん、夏の季節はラフが深いです、球探しは慎重に!また、自分のキャディのミスは全てそのプレーヤーにつきます。