ツアープレーヤーたちの小さな悩み<S.K.ホ>
2005/05/23 09:00
2週前の日本プロゴルフ選手権で連覇を飾ったS.K.ホは優勝したその足で、先週、韓国に里帰り。連戦の疲れを癒しに帰郷したのだが、「本音では、家に帰れるうれしさ半分。うっとおしい気持ち半分・・・」と、複雑な心境を明かした。
32歳。もう十分に“お年頃”だ。実家に帰ると、決まって言われるのが「そろそろ、結婚を・・・」という親族からの催促。日本ツアーでも、仲の良い手嶋多一が昨年結婚。今年に入って谷口徹も結婚し、本人もかなり意識していて、「これは」と思うガールフレンドをこれまでも何度か両親に紹介してきたのだがなかなか、首を縦に振ってくれない。
「そうかといって、両親が連れてきた子は僕が気に入らないし・・・。もう、なんかうっとおしくなってきて。韓国に帰っても家に戻らず、すぐにどこか旅行に行っちゃおうかな、なんて思っているくらい。こういうことは、韓国も日本も一緒なんですよねぇ・・・」などと、流暢な日本語で言って笑わせた。
「試合の疲れを癒してくれる、やさしい女性がタイプ」というS.K.ホ。両親の厳しい目をクリアして、「なんとか、深堀さんよりも先に結婚したいんだけどなあ」と、やはり親友で、最後の大物独身の深堀圭一郎に“ライバル心”ものぞかせながら、花嫁探しに奔走している日本プロチャンピオン。
次週の三菱ダイヤモンドカップで再び日本ツアーに復帰して、その翌週月曜日には、全米オープンの予選会に挑戦する。兵庫県の小野ゴルフクラブで1日36ホールの激闘を前に、故郷でゆっくり骨休め・・・ともいかなかったS.K.ホなのであった。