国内男子ツアー

ツアープレーヤーたちの新シーズン<横田真一>

2005/03/21 09:00
横田・新会長(=右から2番目)は、会長を支える副会長らとがっちり握手で、男子ツアーの発展を誓いあった。

いよいよ、ジャパンゴルフツアーが今週24日(木)に開幕する。ツアープレーヤーたちにも、女子ツアーの人気に負けない活躍ぶりが期待されているが、その中にあって、特にこの選手の今シーズンの動向に、注目が集まっている。新・選手会長の横田真一だ。

そのユニークな言動と発想力には普段から、他の選手たちにも一目置かれている存在。今年、任を受けた会長職でも、そんな長所をフル稼働して男子ツアーを盛り上げようともくろんでいる。

いまの女子プロブームも、「逆に、男子には追い風」と横田・新会長は考えている。「こうしてピンチに立たされることで、僕ら男子の中で『なんとかしなければ』という思いがいっそう強くなった。差をつけられまい、と頑張ることが、ひいてはゴルフ界全体の底上げにつながっていくと思うんですよ」。このような冷静な分析力が、男子ツアーに風穴をあけてくれるのではとの期待が高まっているのだ。

横田の昨年の賞金ランクは36位。これは、歴代の会長の中でもっとも低い順位となる のだが、「しかし、そのぶんフットワークも軽い」と、アピール。「みんなの使いっぱしりとして西へ東へ走り回って、たくさんの人たちと意見を交えていきたい」と、会長職に意欲を燃やしている。

横田が考えている、男子ツアー向上のためのキャッチフレーズは「エチケット」「マナー」「ファンサービス」の3つ。「加えて、女子の良いところも見習って男子ツアーを盛り上げていきます!」

いよいよ幕が開ける2005年の男子ツアーは、横田・新会長の手腕にもかかっている。