国内男子ツアー

3TOURS JUNIOR SUMMIT開催!!

2006/12/11 09:00
全国の小学4年から高校3年生までのジュニア

深堀圭一郎が、嬉しそうに天を見上げる。「今日、晴れて本当に良かった!」。
久しぶりに降り注いだ太陽の光を浴びて、中嶋常幸が声を張り上げる。
「まさに、今日が本番なんだよ!」。
青木功が子供たちの肩を叩く。
「今日はお前たちの日だ、遠慮するな、思い切ってやれ!」。
尾崎健夫が、1番ティで子供たちを促す。
「よ~し、今日は俺について来い。俺から絶対に離れるな!!」。

8日(金)から2日間の日程で行われたシニアVS女子VS男子の対抗戦『3TOURS CHAMPIONSHIP 2006 IMPACT!』は、あいにく連日の雨模様。

上:青木功 下:深堀圭一郎と子供たち

おまけに厳しい冷え込みに、みな心配していた。
この日10日(土)も、「天気が回復しなかったらどうしようかと」(近藤智弘)。

今大会の第一の趣旨は、『FOR CHILD CHARITY』。
入場券の収入の全額と、選手獲得賞金から任意の額を難病に苦しむ子供たちや、家庭環境に恵まれない子供たちに寄付することになっていた。

ゴルフというスポーツを通じた社会貢献。それが今回のいちばんの目的でもあったのだ。

最終日の翌日に行われた『3TOURS JUNIOR SUMMIT』もその一環だった。
本戦に出場したシニア5人、女子5人、男子5人の計15人と、全国の小学4年から高校3年生までのジュニアが、今大会の舞台となったキングフィールズゴルフクラブをプレーした。

選手1人に対し、ジュニア4人の計5人一組のラウンドレッスン会。
まさに、子供たちのために用意されたような久しぶりの晴天に、出場プロ全員が胸を撫で下ろしたのだった。