<観戦マナーVTRがついにお披露目!!>
選手たちが直接、ギャラリーのみなさんに観戦マナーを訴えるVTRは諸事情により予定より1週ずれて、先週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」の会場でお披露目となった。“音声ありバージョン”はすでに、ジャパンゴルフツアーのオフィシャルホームページや各テレビ局の情報番組などで放映していただいたが、無声バージョンが公開されたのは今回が初めて。場内に設置された数カ所のスクリーンで流していただいたのだが、特に「太平洋クラブ 御殿場コース」の18番グリーンサイドの巨大画面に映し出されると迫力満点。
プレーの特質上、音が出せない会場でも一目で分かるようにイラストを入れるなど、工夫されたVTRはまず、オープニングに石川遼の目のクローズアップから始まって……。と、詳しい内容は、実際に会場に足を運んでいただいたときのお楽しみとしても、通りがかった人なら誰でもつい足を止めて見入ってしまう出来ばえであることは間違いない。実際に観戦に訪れた方にも、「分かりやすくて良い」「これなら初めて来ても参考になって安心」といった声が聞かれ、大会初日は石川も「今日は、携帯電話の着信音が鳴ったのは1回だけだったし、そのほかはまったく気にならなかった」と、さっそくその効果が出たことを、喜んだ。
VTRは石川のほか、選手会長の宮本勝昌や藤田寛之、片山晋呉に矢野東と小田龍一ら、いまもっとも旬な選手たちがリハーサルにリハーサルを重ねて撮った力作だ。当機構(社団法人日本ゴルフツアー機構=JGTO)会長の小泉直も話したように「毎週、たくさんのギャラリーのみなさんに来ていただくのは非常に有り難い」。しかし石川の人気も相まって、ゴルフに縁のなかった方も多く足を運んで下さるようになり、そのためゴルフ観戦に慣れていない方のマナー違反が目立つようになった。
石川は「初めて来てルールを知らない方だったかもしれないし」と、どんなに被害を被ってもギャラリーをかばい、感謝の気持ちを示してきたが、自分以外の選手にまでそれが及ぶことを、黙って見てられなくなった。それだけに、VTRの完成をことのほか喜んだ。同時に、VTRに理解を示してくださった主催者や関係者にも、感謝の気持ちを忘れなかった。「これを当たり前と思わず、僕ら選手のほうでもマナーやルールが浸透していくように、アピールしていきたい。こういう努力の積み重ねを続けていきたいです」。
ゴルフファンのみなさんへ、改めてお願いします。トーナメントはルール、マナーを守って楽しくご観戦ください。みなさんのご協力に対して選手たちは、最高のパフォーマンスで応えてくれすはずです!また我々も選手一丸となって、なおいっそうの取り組みを重ねて参ります。