LIVゴルフが世界ランキングに“加盟” 4日スタート今季開幕戦から「10位タイまで」ポイント付与
世界ゴルフランキング(OWGR)理事会は3日、LIVゴルフの大会にポイントを付与することを発表した。適用は4日スタートの2026年シーズン開幕戦「LIVゴルフ・リヤド」(サウジアラビア/リヤドGC)からで、個人戦のポイント10位タイまでが対象になる。優勝者はメジャーやPGAツアーのシグニチャー・イベントの“裏開催”となる代替大会(3月5日開幕のプエルトリコオープンなど)優勝レベルのポイントが獲得できる。
LIVゴルフは2022年に男子ゴルフの新リーグとしてスタート。サウジアラビア政府系ファンドを背景とする巨額な資本により、PGAツアー(米ツアー)のブルックス・ケプカ(今季からPGAツアー復帰)、ダスティン・ジョンソン、ブライソン・デシャンボー、キャメロン・スミス、ジョン・ラーム(スペイン)らトップ選手を引き抜き、欧米ツアーとの対立構造が顕在化した。また個人戦を出場54人で予選カットのない3日間54ホール競技だったことなどでメジャー出場権などにリンクする世界ランキングのポイントが与えられず、選手の同ランク急落が起き、現在の世界ランクのトップ50にLIVゴルフの選手は22位のティレル・ハットン(イングランド)と33位のデシャンボーだけ。創設5年目にして念願の“権利”を手にしたことになる。
ポイント付与選手が10位タイまでに限定される理由は、LIVゴルフがOWGRの適格基準を複数満たしておらず「小規模フィールドトーナメント」にあたるため。OWGR理事会はLIVゴルフで好成績を収める選手を含む世界最高の男子選手を公平にランク付けする方法を確立することと同時に、LIVゴルフが満たしていない基準や、他のツアーと異なる運営形態という事実を考慮に入れた。
OWGRのトレバー・イメルマン会長は「我々は、この2つの目的を達成し、LIVゴルフで最高の成績を収めた選手がOWGRポイントを獲得できる解決策を見出したと考えています。(LIVゴルフCEOの)スコット・オニール氏とLIVゴルフチームの多大な建設的な努力に感謝します。2026年LIVゴルフシーズンから即時適用されるこの方針の実施に向け、彼らとの協力を楽しみにしています」とコメントした。
一方、LIVゴルフのオニールCEOは「ポイント付与は10位以内まで」との決定に対して「OWGRの歴史上、これほど制限を課されたツアーやリーグは他に存在しない」と不満を表明。「このルールなら11位となった選手は57位と同等に扱われる。ポイント付与の制限は基準をわずかに下回る成績の選手、世界舞台で地位を確立しようとする新進気鋭の選手たちに不釣り合いな損害を与える」などとコメントした。
<LIVゴルフがOWGR適格基準を満たさない主な理由>
・2026年シーズンの大会出場者数が57人でOWGR規定の最低75人を下回る
・予選カットがない
・出場資格の手段がアジアンツアーインターナショナルシリーズのランキング上位2人、予選会に該当するイベント(LIVゴルフプロモーションズ)の上位3人など限定的
・出場選手の加入・離脱が、個人戦と並行して行われる団体戦のチーム編成で実力主義でなく国籍を理由にされることがある