米国男子ツアー

トランプ氏が“因縁の地”でLIVの成功に太鼓判

2022/10/28 11:54
トランプ氏はガルシアらとプロアマを回った(Michele Eve Sandberg/Icon Sportswire via Getty Images)

◇LIVゴルフシリーズ◇LIV招待 マイアミ 事前情報(27日)◇トランプナショナルドラール(フロリダ州)◇7702d(パー72)

米国のドナルド・トランプ前大統領が開幕前日のプロアマ戦に参加した。新リーグ1年目の最終戦を自身の所有コースでホスト。ブルックス・ケプカセルヒオ・ガルシア(スペイン)と9ホールずつをプレーした後、「LIV招待」を称賛し今後の展開に自信を見せた。

トランプ氏は今大会会場のトランプナショナルドラールを2012年に買収し、16年まで世界選手権シリーズの「WGCキャデラック選手権」を開催したが、PGAツアーは17年に会場をメキシコに移した。LIVと対立構造にあるPGAツアーとの“因縁の地”でもあり、「プロはメキシコには行きたくなかった。そしてあまりうまくいかなかった。彼らもツアーもここにいたかったんだ」と当時を振り返って主張した。

新リーグは今季、第3戦を前大統領の別の所有コースであるニュージャージー州トランプナショナルGCで行い、来季も首都ワシントンエリアにある別コースでの開催が追加されるとみられている。

トランプ氏は「最終的には(PGAツアーとLIV)は互いにうまくやれると思う」とした一方で、「本当に素晴らしい仕事をした。ツアーは絶好のチャンスを台無しにした」とLIVを称賛。「たくさんの選手がこちらに来ることになる。ビッグネームが来る。スポーツにはスターシステムが重要で、それなくして成功はない」と付け加えた。(フロリダ州ドラール/桂川洋一)