暴力団ゴルフ問題 PGAが理事2名の退会処分を決定
2013/10/29 11:26
日本プロゴルフ協会(以下、PGA)副会長の前田新作氏が、詐欺罪で起訴された特定抗争指定暴力団会長と一緒にゴルフをしていた問題で、28日(月)の定例理事会で会員懲戒処分とすることを決定した。
PGAは同じ暴力団会長との同席ラウンドが明らかになった阪東忠義元理事に対し、8ヶ月の会員資格停止処分を既に決定していたが、この日行われた理事会において、両名の会員規定違反に対する懲罰諮問委員会からの答申を踏まえ、両名ともに退会処分とする決議がなされた。
また再発防止策についての協議の結果、「暴排徹底宣言」を表明するとともに、以下6項目の施策を実施することが決議された。
1:全会員による新任投票を実施(再選挙が困難な場合)
2:倫理規定違反に対する自己申告の推奨
3:会員による倫理規定違反を調査する「特別聞き取り調査委員会」の設置
4:内部通報制度の緊急措置
5:暴追センターが実施する責任者講習の受講の徹底
6:倫理規定の改正
上記の詳細に関しては改めて理事会で検討を進めるほか、当面は、度重なる不祥事で損ねた信頼の回復と再発防止に努めていく所存だ。