国内シニアツアー

吉村金八氏と田中泰二郎氏が日本プロゴルフ協会会長選に立候補

2022/02/21 18:25
“戦う会長”としてプレーヤーでも存在感を示した倉本昌弘会長は退任へ※写真は2021年「日本プロ」

日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長は21日、定例理事会後にオンラインで会見を行い、任期満了に伴って3月に行われる次期会長選に、吉村金八理事と田中泰二郎理事候補の2人が立候補したと発表した。

倉本氏は2014年から4期8年間に渡って会長を務め、昨年11月に退任の意向を表明していた。選挙は倉本氏と新関善美氏が立候補した2018年3月以来となる。

吉村氏は高知県出身の69歳。1979年にPGAに入会、2017年から理事を務めている。田中氏は埼玉県出身の59歳。1986年にPGAに入会、ゴルフ中継の解説などでも知られている。

3月10日に開催予定の定時社員総会で会長候補者選挙を実施、同日の理事会で当選者を会長に選任する。

また、倉本会長は任期中にIT事業で約1300万円の損失を出した問題に絡み、「社会的、道義的な責任を踏まえ、私が会長退任後に受け取る功労金400万円を辞退して補填してもらうことを理事会に報告した」と明らかにした。

会見冒頭には、元会員でアジアンツアーの元会長、チラハン氏(ミャンマー)が2月19日にがん治療の合併症のため61歳で亡くなったことに触れ、「シニアでも一緒に戦い、レギュラーツアーでも日本で戦ってきた。アジアのツアーをけん引してきた会長だったので非常に残念。お悔やみを申し上げたい」と述べた。