日本プロゴルフ協会の井上建夫副会長が辞任 IT事業の損失で引責
2021/05/14 19:01
日本プロゴルフ協会(PGA)は14日、副会長の井上建夫氏が辞任を申し出て、了承したと発表した。
「週刊文春」が4月、井上氏が親族の会社に発注したPGAのIT事業に関する事業で、1300万円の損失が出たと報じていた。
PGAの倉本昌弘会長は、損失分の返還を求める訴訟を起こす考えを示した上で「会長報酬の半額を返上すると提案したが、理事会では否定された。監督責任、任命責任があると思うので、損失補填という意味では私の報酬は自分で返上していきたい。理事の方々と相談していきたい」と説明した。
同事業では、レッスンなどを予約するシステム開発を井上氏の親族が社長を務めていた会社に発注したが、完成する前に会社が破綻。1300万円の損失について、PGAの第三者委員会は利益相反、利益供与はないと結論付けた。