2020年 マルハンカップ 太平洋クラブシニア

ニューノーマルなサイン会? 観客動員のシニアでファンに傘を配布

2020/08/29 19:34
色紙ではなく傘に。サインをする芹澤信雄

◇国内シニア◇マルハンカップ 太平洋クラブシニア 初日(29日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7020yd(パー72)

新型コロナウイルス感染対策を施して観客動員を認めているシニアツアーは今大会、来場者に先着順で傘のプレゼントを実施した。日傘、雨傘兼用の製品で、熱中症の回避とソーシャルディスタンスの確保を目的にしている。

数週間前に会場のある静岡・御殿場市にあいさつに出向いた際、日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長の発案で企画がスタートした。急ピッチで各メーカーなどからかき集め、計4000本を用意。入場者にギャラリーゲートで初日1000本、2日目に2000本、エキシビションマッチを行う31日(月)に1000本を先着順で手渡す。

富士山麓の御殿場コースの標高は550mとはいえ、この日の日中の気温は30.9度で、強い日差しが照り付けた。日傘として有効なのはもちろん、大会はこの傘にのみ選手にサインをもらえる仕組みを提案。コロナ禍以前のように、色紙や他のグッズにサインするときよりも、ファンと選手の距離が保てると判断した。

初日は1707人が来場した。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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