平均飛距離1位奪還へ 葭葉ルミがフルスイングを再開
◇国内女子◇ヨネックスレディスゴルフトーナメント 初日(7日)◇ヨネックスCC(新潟県)◇6456yd(パー72)
飛ばし屋・葭葉ルミが、今大会からフルスイングを再開した。「ドライバーを飛ばせれば、ほかも気持ちよく打てる。気持ちが乗るので」。2つのパー5でバーディを奪うなど「69」で回り、首位と3打差の3アンダー8位につけた。
2017年から2季連続で平均飛距離1位(17年:260.76yd、18年:258.29yd)。ただ例年フェアウェイキープ率は下位に沈み、今季は「どんどん試合で振れなくなっていった」という。同1位の穴井詩(258.29yd)、同2位の松田鈴英(255.93yd)に続く3位は、不本意だった。
きっかけは前週「リゾートトラスト レディス」だ。予選同組になった松田をティショットの飛距離でオーバーすることなく、スタッツの数字以上に差を感じた。同大会2日目には渡邉彩香と同組になり「やっぱり振り切った方が、気持ちが前向きになれる。(スタッツを見て)どんどん自分の飛距離が落ちていると感じ、気持ち的にも下がっていた。今週は自分に活を入れ、振ろうと思った」
今大会開幕前日は永井花奈と並んで午後6時過ぎまで練習場に居残った。「体が痛いです(笑)。ただ試合で急に振ろうと思っても、いきなりは全然ダメですね…。かなり頑張って意識はしましたけど」。降雨の初日は平均飛距離274.50yd(計測は6番、9番)。ショットがイマイチという自己評価とは裏腹に高い数値を出した。
17年「全米女子オープン」では4日間平均飛距離1位に輝いた。目標は平均270yd。「いけるか、いけないかギリギリのところ。きょうはラフにもいったけど、(フルスイングでも)スコアも縮めていけると思う」と気持ちを新たにした。(新潟県長岡市/林洋平)