宮里藍さんがプロとアマに熱弁「自分を知ることが自信に」
2019/05/22 19:25
◇国内女子◇中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 事前(22日)◇中京ゴルフ倶楽部石野コース(愛知県) ◇6482yd(パー72)
2017年に現役を引退した宮里藍さんが開幕2日前に「ブリヂストン・アスリート・アンバサダー 宮里藍スペシャルプログラム」と題したトークセッションで、今大会に出場する若手プロ15人、アマチュア10人を前に約30分、熱弁をふるった。
「自分がどこを強みにしているのかを知るのが大事。不安に意識を向けるのではなくて、どういうふうにプレーしたら、良さが出るかにフォーカスしてほしい。言われていることをやっているだけでは限界がくる。自分を知ることが自信になる。どうなりたいかというのを明確にしておかないと、プロとして長くはプレーできない」
国内ツアーで15勝、米ツアーで9勝をあげ、2010年には日本人初の世界ランク1位となった。輝かしい実績を残してきた実力者の言葉だけに、選手たちの心にも響いたようだ。21歳で初優勝を目指す松田鈴英は「涙が出そうになるぐらい感動しました」と振り返った。
質疑応答も行われ、最終日に失速する悩みを抱える三ヶ島かなはトップバッターで質問。「スコアを伸ばしたい気持ちが強すぎて、組の流れが悪いときにおいていかれがちだった」と悩みを打ち明け、アドバイスをもらったという。「悪いことよりも良いほうに視線を向ける。そこからまた新しい発見がある。悪い方を見ていたら、悪い方にしか行かない」と感想を明かした。(愛知県豊田市/玉木充)