2勝目狙う河本結 知りつくしたコースに「この大会が一番チャンス」
◇国内女子◇ほけんの窓口レディース 2日目(18日)◇福岡カンツリー倶楽部和白コース(福岡県)◇6292yd(パー72)
イーブンパーの26位タイから出た河本結が5バーディ、1ボギーの「68」でプレー。通算4アンダーで首位と3打差の9位に浮上した。同組の上田桃子が5バーディ、ノーボギー。浅井咲希が4バーディ、1ボギーと3人で合計14のバーディをたたき出した。「(終盤まで)バーディとパーしかなかったので、組全体の雰囲気がすごくよかった」と相乗効果もあった。
「きのうはあまりパッティングが良くなかった。その分きょう入ってくれた」とグリーン上のプレーが光った。2番(パー3)で8m、3番で5mを沈め2連続バーディとした。6番では左手前10mのバーディパットを流し込んだ。
さらに2つ伸ばして迎えた18番(パー5)で「きょうイチだった」という1Wで放ったティショットが、奥の林へ。脱出に1打を要し2mのパーパットを残した。「あすにつなげる気持ちで打った」が決められずこの日唯一のボギーとした。
今大会はアマチュア時代の2014年から(17年以外)出場しているだけに思い入れも強い。コースも知り尽くしており「この大会が一番チャンスがあると思っていた」という。14年大会は通算13オーバー104位で予選落ちしたが、「アマチュアの時と違って、攻め方が変わった」とその後の成長に自信を持つ。
前週は同年代の渋野日向子がメジャー「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で初優勝。渋野のホールアウト後にはウォーターシャワーを浴びせ祝福した。「ステップアップツアー(下部ツアー)から頑張ってきた選手でも、レギュラーツアーで戦えるという証明になった」と振り返った。「同級生が勝つと刺激になる」と3月「アクサレディス in MIYAZAKI」に続く2勝目を目指す。(福岡県福岡市/柴田雄平)