2019年 パナソニックレディース

勝みなみが今季初V 掲げたテーマ「今、ここ、自分」

2019/05/05 21:44
優勝インタビューに笑顔で答える勝みなみ

◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 最終日(5日)◇浜野ゴルフクラブ (千葉)◇6566yd(パー72)

18番(パー5)で行われた全美貞(韓国)とのプレーオフ1ホール目。勝みなみは残り202ydの2打目を5Wで打ち、残り7mのパットを寄せてバーディ。日没間際で手繰り寄せた今季初Vにガッツポーズを作って喜んだ。

昨年11月の「大王製紙エリエールレディス」以来となるツアー通算3勝目。「1回プレーオフを経験したこともあって、どのようなものか分かっていたので、今回は楽しむことができました」。昨年5月「リゾートトラスト レディス」では岡山絵里にプレーオフの末に惜敗していたが、教訓をいかした。

昨オフからメンタルコーチのもとに通い、「今、ここ、自分」をテーマに今週はプレーした。「この1打が特別ではなく、どの1打も同じ。メンタルひとつでプレーが変わる」と一打一打に集中した。

バーディパットを沈め、両手を上げ喜ぶ勝みなみ

今週は鹿児島市内の小学校で教諭を務める父・秀樹さん(49歳)もロープの外から見守った。昨シーズン終盤に予選落ちが続いたころ、勝から「最近ちょっとうまくいかない」と電話で相談があった。

「原点に戻って、マネジャーやトレーナー、お母さん、おじいちゃんに頼って」と秀樹さんは返答。初心に戻った結果、11月のツアー2勝目につながった。

勝にとっては父の前で掲げる初めての優勝トロフィーとなり「令和でいいスタートが切れました。すごくうれしい。今年の目標は笑顔で楽しむこと」と20歳は満面の笑みを浮かべた。(千葉県市原市/石井操)

記念写真。左から母・久美さん、祖父・市来龍作さん、勝みなみ、父・秀樹さん

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