QRコードでホール情報 国内女子メジャー初戦で日テレが新たな試み
◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 事前情報◇茨城GC東コース◇6560yd(パー72)
国内女子ツアーのメジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」は5月9日(木)から4日間、茨城県つくばみらい市の茨城ゴルフ倶楽部東コースで開催される。主催する日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は16日、同コースで記者会見を行った。
例年、海外ツアーから世界ランキング上位が出場する。今年は世界ランク16位につけ、昨年8月の海外女子メジャー「全英リコー女子オープン」で初優勝を飾ったイングランドの23歳、ジョージア・ホールの出場が発表された。日本ツアー初参戦となるホールは「すばらしい選手のみなさんと競えること、すばらしい日本という国に行くことを楽しみにしています」とコメントを寄せた。
放映権問題により、昨年12月時点で日本テレビがLPGAとの大会共催から降板する動きがあったが、今年1月に継続が発表された。LPGAの小林浩美会長は「(開催できて)非常にうれしいです。歴史の長い大会ですし、すばらしいコースでだれもが勝ちたい大会。ゴルフファンも待ち望んでいる。(日テレと)協力していい大会を作り上げていきたいです」と話した。
テレビ中継は今年もBS、CS、地上波で連動し、すべてのホールで中継態勢を構築する。また、テレビ画面にQRコードを表示し視聴者がスマートフォンなどでアクセスすると、中継を見ながら、好きなタイミングで好きなホールの情報を楽しめるサービスを開始。14番と17番(パー3)ではPGAツアーでお馴染みの弾道表示システム(トップトレーサー)を、18番(パー5)では飛距離と残距離が表示される「飛距離バーチャル」を導入予定だ。
日本テレビ・スポーツ局の松本達夫局長は「この大会は選手の皆さん、テレビの前で応援してくれるファンの皆さんに支えられて成長できた。(LPGAと)ともにしっかりと盛り上げて大成功を収めたい」と話した。(編集部・柴田雄平)