熊谷かほ 初の予選通過で賞金の使い道は「机とイス」
◇国内女子◇スタジオアリス女子オープン2日目(13日)◇花屋敷GCよかわコース(兵庫県)◇6316yd(パー72)
首位と4打差の23位タイから出た熊谷かほが、6バーディ、2ボギーの「68」でプレー。通算4アンダーの4位タイで自身初の決勝ラウンドへ進んだ。首位とは3打差でさらに上を目指せる好位置に「1ホール1ホール自分を信じてプレーできたのが良かった。自分のやるべきことを必死にやって、結果がついてきた」と満面の笑顔を見せた。
出だしの1番(パー4)で残り152ydの2打目を7Iで2mにつけると、続く2番(パー5)では99ydの3打目を52度のウェッジで1mにつけて連続バーディとした。その後も4つのバーディを積み重ね、一時は首位に立った同組のエイミー・コガに1打差と迫ったが、15、16番の連続ボギーで後退した。
「ここ3、4試合で悩んでいたのですが、基本に戻ってボールを置く位置やアドレスをしっかりと見直しました」。修正したショットが良くなって「ショートゲームやマネジメントを見られるようになりました」と今週の好調の要因を説明した。
山梨県甲府市出身の23歳。レギュラーツアーには2016年から11試合に出場しているが、すべて予選落ちで獲得賞金はゼロ。QTランク15位で臨む今シーズンも開幕から4試合に出場したが、週末にプレーすることはできなかった。初の賞金獲得を決め「稼いだら机とイスを買おうと思っていました。27000円です」と使い道を明かす。古くなったので新調したかったというのが理由とか。
「1ホール1ホール、自分のゴルフをして、どんどん上の方に行きたいです。自分のマネジメント、スイングポイントをしっかりやれば結果はついてくる」。初めての日曜日。なるべくたくさんの賞金を稼ぎたい。(兵庫県三木市/柴田雄平)