スロープレー警告の影響は否定 申ジエは失速
◇国内女子◇Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 最終日(24日)◇茨木国際GC(大阪)◇6219yd(パー71)
単独首位から出た申ジエ(韓国)は3バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「72」でプレー。通算4アンダー2位で優勝を逃した。
「前半の調子のよさを維持することができなかったが、本当にいい経験ができました。残念ですけど最後まで頑張りました」。前半で2つ伸ばすも、前半9番(パー5)のホールアウト後にアウトオブポジション(その組が進行上の正しい位置から外れた状態)とみなされ、イエローカード(計測に入る通知)を受けた。
後半15番では3打目の所要時間が110秒かかり、許容時間を70秒オーバーした。LPGAローカルルール16(プレーのペース)の違反で、バッドタイム1回目の警告(2回目から1罰打)を受けた。
「それは気にはならなかった。想定内です。それも含めてゴルフ」。同ホールはバンカーに入れるなどしてダブルボギーをたたいたが、警告の影響は否定した。(大阪府茨木市/玉木充)
LPGAローカルルール(抜粋)
16 プレーのペース
特別な事情がないのに下記定義に該当する場合、その組はアウトオブポジション(その組が進行上の正しい位置から外れた状態)とみなされ、警告の対象になる。各ストロークに許容される時間は40秒以内とするが、最初にストロークするプレーヤーには50秒以内とする。この時間を超えたときにバッドタイムとなる。
a.定義
(1)最初の組(スターターズタイムの組も含む)がアウトオブポジションとみなされるのは、委員の設定したプレーのペースを超えた場合、または超えていると委員会が判断した場合。
(2)後続組がアウトオブポジションとみなされるのは、委員会が設定したプレーのペースを超えており、前の組との間隔がスタート時の間隔より遅れている場合。
b.罰則(ストロークプレー)
バッドタイム1回目 警告
バッドタイム2回目 1罰打
バッドタイム3回目 更に2罰打
バッドタイム4回目 失格
アウトオブポジションになり、計測されたタイムオーバーの回数は、その後ペースが回復し、遅れを取り戻したとしてもそのラウンド中は蓄積され、持ち越されるものとする。