狙うは深紅のトロフィ 河本結は勝負カラーの赤パンツで好発進
2019/03/15 20:09
◇国内女子◇ヨコハマタイヤPRGRレディス 初日(15日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72)
真っ赤なリボンをなびかせた河本結が、4バーディ、2ボギーの「70」でプレーし、2アンダー11位で初日を終えた。中盤にボギーを重ねたが、終盤の2バーディで盛り返した。
「アンダーパー」と目標を立てて午前8時にアウトのトップ組から出ると、3番で下りの2mを沈めバーディを先行。9番でも3mのスライスラインを読み切り、2アンダーで折り返した。
しかし、後半10番(パー5)の第3打、11番の第2打で、ボールがディボット跡に入る不運に見舞われた。連続ボギーとしてイーブンパーに戻り、「あて場のないムカつきが巡った」とストレスをためる展開に。「1年間で数えきれないくらいのホールを回るんだからそういうときもある」と切り替えたはずだったが、続く12番ではティショットがバンカーのへりにつき「笑うしかなかった」という。
そんな河本を勇気づけたのは、馴染みが深いコース関係者の応援だった。出身が隣県の愛媛県ということもあり、会場の土佐CCは中学生のころから「四国女子アマ」や今大会の予選会などで5、6試合は回ったことがある。「ジュニアの時についてくれた(ゴルフ場の)キャディさんとか、たくさん声援をいただいたので、何とかいいプレーしようと必死だった」と大会への思いを語った。
赤とピンクが勝負カラーで、試合の最終日には赤のウエア着るようにしているが、今週は初日から赤のパンツで気合を入れる。「赤のウエアを着て、真っ赤なカップを掲げられたらかっこいいなと思います」。狙うは、大会オリジナルの赤いハート形トロフィだ。(高知県香南市/柴田雄平)