2018年 富士通レディース

逆転で「TOTO」出場権を 権藤可恋が自己最高の2位発進

2018/10/13 07:45
権藤可恋がピンチをしのいで1打差2位発進

◇国内女子◇富士通レディース 初日(12日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6675yd(パー72)

23歳の権藤可恋(ごんどう・かれん)は5バーディ、1ボギーの「68」でプレー。首位と1打差の4アンダーとし、自己最高の2位タイ発進を切った。

後半の16番(パー5)でボギーをたたくも、続く17番ホール(パー3)で5mを入れてバウンスバックした。「ショットのフィーリングは良くなかったけど、ピンチをしのげた」と粘り強く戦った。

10歳からゴルフを始め、福岡第一高2年時には「全国高校ゴルフ選手権」を制した。開幕前日11日の誕生日を前に、ジュニア時代からしのぎを削ってきた同級生の柏原明日架永峰咲希堀琴音安田彩乃木村彩子にお祝いをしてもらったという。「途中でケーキが出てきました」と粋なサプライズに笑みがこぼれた。

賞金ランキングは36位(約2500万円)につけ、初シードをほぼ手中としたが、「3000万円に近づくまでは安心できない」と慎重だ。前週の「スタンレーレディス」では83位で7月下旬以来の予選落ちを喫し、「力が入りすぎた」と反省。「残りの試合もしっかりやって、稼ぎたい」と話した。

今大会終了後の賞金ランク35位までには、米ツアーも兼ねた11月開催「TOTOジャパンクラシック」(滋賀県・瀬田ゴルフコース北コース)の出場権が付与される。「(出るための)細かな計算はしていない。狙う、というよりも出場できるとなってもいいように準備をしたい」。それでも約300万円差で1ランク上にいる藤本麻子を抜き、「出たい」との本音もこぼれた。(千葉市緑区/石井操)

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