沖縄開催の女子下部ツアーは競技不成立 6日にエキシビション競技
◇国内女子下部ステップアップツアー◇かねひで美やらびオープン 2日目(5日)◇かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県) ◇6509yd(パー72)
台風25号のため、前日に引き続きラウンドを開始できず、午前9時半に競技不成立となった。国内女子下部ツアーで規定の27ホールを完遂できずに競技不成立となったのは、7月の「ECCレディス」に続き2度目。全くラウンドできなかったのは初めてとなる。
賞金総額2000万円の50%を出場予定だった106選手で均等配分する。また、天候が回復する見通しの6日(土)に非公認のエキシビション競技を開催する。18ホールで争い、賞金総額は1000万円(優勝200万円)。これらの賞金はランキングには反映されない。
競技不成立時のエキシビション競技開催は日本女子プロゴルフ協会の規定で定められているが、実際に行われるのは初めて。規定ではエキシビション競技を行う場合、競技不成立による賞金の均等配分はしないとされているが、今回は共催の「金秀グループ」の意向でいずれも支払うという。
大会関係者によると、台風の北上に伴って雨や風の勢いは5日午前、弱まってきたが、那覇市に宿泊している選手らが高速道路通行止めのため試合会場に来られない、グリーン周りが水没したホールがあるといった事情を考慮し、競技不成立を決めた。
■LPGAツアー規定(抜粋)
第46条(競技不成立)
1. 競技不成立とは、各競技の開催週の月曜日以降に当該競技の開催中止を決定する場合、及び当該競技の開始後に成立ホールを消化できずに当該競技が終了した場合をいう。
2. 競技不成立となった場合、その時点の順位に従い賞金総額の50%が賞金配分率表に従って、順位配分される。ただし、18ホールを消化できずに競技不成立となった場合、賞金総額の50%が当該競技に出場した全選手に均等に配分される。
3. 悪天候等のため、最終日前に競技不成立となったが、最終日に天候が回復した場合、18ホールのエキシビション競技を行うことができる。この場合、前項に定める賞金の配分はされず、当該エキシビション競技の出場者全員に賞金総額の50%が順位配分される。
4.(略)競技不成立の場合に配分された賞金については、賞金ランキングの対象とならないものとし、競技不成立となった競技における成績については、選手の記録に含めないものとする。