2018年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子

「初心に帰った」佐伯三貴は2位惜敗にも充実感

2018/09/23 17:39
5年ぶりの復活優勝はならなかったが、2位に笑顔をみせた佐伯三貴

◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日(23日)◇利府GC (宮城)◇6534yd(パー72)

5年ぶりの復活優勝を目指して単独首位からスタートした佐伯三貴は、残り5ホールまで首位をキープ。だが、14番(パー5)をボギーとし、同ホールをバーディとした大江香織に逆転を許すと、最後は2打差の2位でフィニッシュした。

それでも、ホールアウト後の表情は、さばさばとしたものだった。「後半伸ばせなかったのは、自分に足りないところがあった。でも楽しかったし、悔いはないです。久しぶりでなんとなく忘れていた優勝争いだったけど、やってみれば意外とできるんだなっていう自信にもなった」とうなずいた。

開幕前の賞金ランキングは64位。「ショットもパットも悪くなくて、よくない理由が分からなかった」というが、開幕前に今年初めて練習ラウンドに同行した父・行生氏のひと言が大きかった。「お前は(いろいろ)できるだけにピンを狙って、ミスってボギーを打ってへこんでいる。初心に帰ってセンターを狙え!」。初日から、シンプルにグリーンセンターを狙うゴルフでチャンスを作った。

今大会で553万円を獲得し、賞金ランクは53位まで浮上した。ツアー通算7勝の通称“マダム”は、「まだ試合数もあるので、よいきっかけになるように頑張ります」と、実りの秋を待望した。(宮城県利府町/今岡涼太)

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