2018年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子

先週の悔しさは2日間持続 新垣比菜が再び優勝争い

2018/09/22 18:29
暫定ながら首位とは3打差。ツアー2勝目へチャンスをつかんだ

◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 2日目(22日)◇利府GC (宮城)◇6534yd(パー72)

おっとりした語り口には珍しく、新垣比菜はきっぱりと言い切った。「先週、家に帰ってテレビを観て、2日間くらい悔しかったです。やっぱり残り3ホールで伸ばしたかったなぁって…」。優勝した香妻琴乃に1打届かず2位に終わった先週大会。「そろそろ優勝したいと思っていたので」と、静かな口調で熱く語った。

今週は初日イーブンパーの「72」。悪天候のためスタートが遅れた2日目は、5バーディ、1ボギーの「68」で通算4アンダーとして、首位と3打差の暫定6位で終えた。ホールアウトした選手の中では最上位につけている。

先週はマンシングウェア、今週はダンロップ(スリクソン)と、2週続けてのホステスプロ。それでも、今週は他に45人が住友ゴム工業(株)とゴルフ用品の使用契約を結んでおり、「いっぱいいるので、そんなには…」と重圧は分散している。「どちらかというと来週(の日本女子オープン)」が気になるという、本音も漏らした。

上位陣はこの日ホールアウトできておらず、あすの第2ラウンドは午前7時再開と早起きを強いられる。暫定首位の佐伯は計22ホールをプレー予定だ。「あすはできるだけ伸ばして、上に近づけるように頑張りたい」と微笑んだ新垣。ツアー2勝目へ、19歳が背負う荷は軽量だ。(宮城県利府町/今岡涼太)

2018年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子