2018年 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯

「こだわる」鈴木愛 賞金女王争いはトップ陥落

2018/09/09 17:06
鈴木愛は2カ月ぶりのツアー復帰戦を26位タイで終えた

◇国内女子メジャー第2戦◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 最終日(9日)◇小杉CC(富山)◇6605yd(パー72)

右手首痛の影響で2カ月にわたって戦列を離れていた鈴木愛は、復帰戦を通算2オーバーの26位タイで終えた。申ジエが今季3勝目を挙げて賞金ランキングトップに、アン・ソンジュ(ともに韓国)が2位に浮上し、昨年度の賞金女王は“定位置”からランク3位に陥落した。

アウトスタート全体トップの組でプレーした最終ラウンドは、2バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「74」で終えた。後半10番で1m強から3パットのダブルボギーをたたき、この日もグリーン上で苦労したが「全体的には思ったより悪くなかった。スコアに結びつかなかった」と復帰戦としては及第点。「1日1回『えーっ!?』というようなミスがあったので、それがなければ余裕でアンダーパーで回れたと思うし、トップ10にも入れたと思う」と手応えを感じた。

患部の痛みについては「ゼロとは言えない」とし、10日(月)に医師の診察を受けるという。次週14日(金)開幕の「マンシングウェアレディース」(新南愛知CC美浜コース)は「先生にOKがもらえれば出たい」と意欲を示した。

戦線離脱を経て賞金トップの座を譲る覚悟をしていたとはいえ「申ジエさん、アン・ソンジュさんの調子がいい。残り試合が大事になる。次のメジャーに備えられるように、少しずつ調子を上げていければ。焦らずやっていきたい」とライバルたちの様子も気にしながら、3週後のメジャー第3戦「日本女子オープン」(千葉CC野田コース)をにらむ。

目指すのは2年連続の賞金女王のタイトル。「こだわってます。申ジエさんには負けません」(富山県射水市/桂川洋一)

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