2018年 ニチレイレディス

松田鈴英は3打差5位 「父の日」に贈りたい最高のプレゼント

2018/06/16 18:42
首位と3打差で最終日を迎える松田鈴英

◇国内女子◇ニチレイレディス 2日目(16日)◇袖ヶ浦CC新袖C◇6548yd(パー72)

2位からスタートした昨年のプロテストトップ合格の松田鈴英は、3バーディ、2ボギーの「71」。首位と3打差の通算4アンダー5位タイで2日目を終え、「最終組が慣れていなくて、2日目でも緊張しました。コースでは大丈夫ですが、行く前までにいろいろと考えてしまった」と振り返った。

前半1番(パー5)ではティショットを右に曲げたが、パーセーブとしてプレッシャーから解放。3番では128ydをPWで2mにつけて最初のバーディを奪った。後半17番(パー3)ではボギーをたたいたものの、続く最終18番(パー5)では2mのスライスラインを沈めてバーディ締めとし、逆転優勝に望みをつないだ。

今季はここまで14試合に出場し、予選通過は8試合。2週間後にはリランキング(獲得賞金により出場優先順位を並び替える制度)を控える身。ここまで378万円余りで同ランク32位と、以降の出場権をかけては、もうひと踏ん張りする必要がある。

あす最終日の17日は父の日。今季は全試合で父・直樹さんが帯同しており、目の前で初優勝をプレゼントしたいところだが、「それが最高ですが、お父さんとは20位を超えることができればいいなと話をしていた」という。5月31日は直樹さんの53歳の誕生日。「お姉ちゃんと2人で時計をあげました。値段は安いので言えませんが、『メッチャ高いやつ』と言って渡しています。信じちゃっています」と笑った。

新垣比菜勝みなみ小祝さくらなど実力者が集う89期生。「名前が全然売れていないので、私も頑張りたい。ちょっとでも上位フィニッシュできるようにしたい」。所属先のニトリをはじめ7社とスポンサー契約を結ぶ20歳が、プレーで最高の父の日を演出する。(千葉市/玉木充)

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