故郷の砂浜で下半身強化 新垣比菜は2勝目へ「プレッシャーない」

◇国内女子◇ニチレイレディス 初日（15日）◇袖ヶ浦CC新袖C◇6548yd（パー72）

ルーキーで19歳の新垣比菜が6バーディ、2ボギーの「68」。4アンダー単独首位発進を決め「ボギーがなければ、よかったんですが、自己採点は75点。パー3が難しいと思ったが、そこでバーディがとれたのが大きかったです」と笑顔で振り返った。

前半6番（パー3）では10ydからウェッジでチップインバーディ。後半10番（パー5）では210ydから3Wで8mにつけてバーディとし「きょうはティショットがうまくいって、グリーンオンできてよかった」。パーオン率は72％とショットが安定した。

地道な努力も実を結んだ。右手首痛のため5月の「リゾートトラスト レディス」から2週連続で欠場。クラブを握れない状況でも、地元・沖縄では1週間、砂浜で30mダッシュ7本2セットなど下半身をいじめこんだ。「自分で役に立っているかは、わからないですが、役に立てばいいなと思う」と期待をこめた。

昨年7月のプロテストに合格した89期生。勝みなみ、小祝さくら、ら実力派が名を連ねる“黄金世代”のひとりだ。4月の「サイバーエージェント レディス」以来となるツアー2勝目へ期待も高まるが「変なプレッシャーはなく、気持ちよくプレーができたらいい。チャンスがきたときに、しっかりと獲れたらいい」と冷静に最終日をみすえた。（千葉市／玉木充）