「水と友達にならないと」黄金世代・小滝水音は自称“雨女”
2018/06/08 19:02
◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 2日目(8日)◇六甲国際GC(兵庫)◇6525yd(パー72)
灰色の空から、しとしとと雨粒が落ちてくるあいにくの空模様。まるで自身の名前を表しているかのような一日に、小滝水音(こたき・みお)がノーボギーの5アンダー「67」でラウンドして、通算11アンダーの2位に上がった。
「めっちゃ雨女なんですよ」という。ゴルフをすれば雨ばかり。昨年のプロテストも、初日は大雨で中止になった。3歳から始めて中学卒業まで続けた水泳は「選手になろうと思った」というほどのめりこんだ。名前も含めて水とは縁が深いのだ。口癖のように「水と友達にならないと」とつぶやいた。
レギュラーツアー初出場(アマチュアとして「日本女子オープン」には2度出場)で、初日に8位発進した。「自信になった」とこの日も危なげない好プレー。「緊張はするけど、それが楽しい。見られてプレーするのが好き」と頼もしい。「私のパターの打ち方は独特で、遠くから見てもパッと分かると思うので、探してもらって、覚えてくれたらうれしいです」とアピールした。
ホールアウト時はリーダーボードの最上位に名前があった。「いまのうちに記念に写真を撮っておきたい」と笑ったが、週末はより多くの注目を集めそうだ。「少しは優勝も考えるけど、狙ってできるものじゃない。あすからも1日1アンダーで回れれば合格です」と目標はあくまで控えめ。あす3日目は最終組で、森田遥、比嘉真美子とラウンドする。(兵庫県神戸市/今岡涼太)